黄銅製矢立、赤銅製矢立、柄杓型矢立、携帯式筆記具、トンボ玉、 旅道具、旅籠、骨董品、弥次喜多道中、東海道、中山道 、時代物矢立

矢立は、鎌倉時代に登場し明治初期まで普及しましが、明治になり万年筆が輸入されるようになってからは矢立も漸次その姿を消していきました。
　また、幕末から明治の初めにかけては、外人の収集を意識したのか、目先の変った変型矢立や派手な金工細工が多く作られるようになりました。

①　こちらは、実際に使用されていた大型(23cm・195g)の黄銅製 柄杓型矢立で筆も付いています。

コンディション
所々に墨の跡、細かなキズが見られます。墨壺と筆は当時の状態そのままです。
柄の根もとはユニークな球形をしています。
帯締のトンボ玉には水色のラセン模様が埋め込まれています。
大きさ(約)
全　長　　23cm
墨　壺　　直径4cm×高さ5.7cm
材　質　　黄銅製
高　さ　　5.7cm
柄太さ　　1.4cm
柄　先　　2cm
重　さ　　195ｇ

②　こちらの柄杓型矢立はかなり使いこまれた赤銅製で、実用性だけを持ち合わせた作りになっています。
　筆を入れる蓋には、五角形の中に数字の三が彫られています。銘か屋号のどちらかでしょう。(画像10)
　派手な細工などはまったく無く標準的矢立です。

コンディション
　全体に墨の跡、経年劣化のスレ、キズ
が見られます。
柄の上部には何かに当てたへこみがあります。(画像7)
大きさ（約）
全　長　　18cm
墨　壺　　3cm
材　質　　赤銅
高　さ　　2.7cm
重　さ　　60ｇ

１００年以上前実際に使われていた矢立のため、完璧な状態の物をお求め方、神経質の方のご購入はお控えください。

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