●出品した物と数
・杉美ウキ（棒ウキ）・・・６号⇒２本，４号⇒４本，２号⇒３本，B号⇒２本，２B号⇒１本，３B号⇒１本，４B号⇒１本 計１４本
・杉美ナビ（水中ウキ）・・・６⇒８個，４⇒１９個，２⇒１５個，１⇒１２個，B⇒１１個，２B⇒３個，３B⇒６個，４B⇒１０個，５B⇒５個 計８９個
・実戦セット（杉美ウキ袋⇒１袋，杉美ナビ実戦用ケース⇒１個，小物入れ⇒１個，仕掛け用小物⇒少々）・・・救命胴衣に入れ，大会で使用するセット
・保管用ケース１箱・・・大会で使用しない杉美ナビを自宅で保管する箱
杉坂が実際に大会で使用していたウキも入っていますので，若干の傷や汚れが付いているものもありますが，使用には問題がありません。また，手作りですので，作りはかなり荒いです。気になる方は入札をご遠慮ください。
杉美ウキ袋，杉美ナビ実戦用ケース，小物入れ，仕掛け用小物（ウキ止め，ウキ止めゴム，スナップ，ビーズ），保管用ケースは全て新品です。
●杉美ウキ・ナビとは
杉美工芸の杉坂美典がメジナ釣りの競技会用のウキを１０年間以上研究し，完成させた 『技』 シリーズのフルセットです。メジナ釣りの大会，競技会など，勝敗を決するような場面で威力を発揮するウキです。 ●杉美ウキの特徴
杉美ウキは，トップの部分の線の数や太さでウキのサイズが分かるので，杉美ウキ袋に入れた状態で簡単に選ぶことができます。
杉美ウキは，号数が小さくなると浮力が大きくなります。 （例）６号…仁丹６号の浮力，１号…仁丹１号の浮力
●杉美ナビの特徴
杉美ナビは，書かれている数字が小さくなると沈む力が大きくなります。 （例）６…仁丹６の沈む力，１…仁丹１の沈む力
●杉美ウキ・ナビの使い方
杉美ウキは，杉美ナビとセットで使用し，最初は２０ｃｍほど離してセットします。遠投性は，とても高く，逆風の中でも，ポイントに入れることは可能です。
杉美ウキは，初めは水中でやや頭を出す程度で，仕掛けがなじむと徐々に沈んできます。当たりは，杉美ウキがスパッと入るか，竿先で取ります。
杉美ウキは，棒状の流線形なので，海水の表面流を的確にとらえます。当たりがあれば流線形なので，抵抗が少なく，僅かな道糸の引き込みで沈みます。さらに完全誘導なので，魚への違和感を軽減します。
杉美ナビは，球形なので，どの方向からでも水流を受けることができ，ハリスをコマセと同調させる役目をします。２枚潮でもハリスをメジナのいる場所に届けます。
仕掛けを投入後，時間が経つと，杉美ウキと杉美ウキの距離は，どんどん離れていきます。そして，メジナのいるタナに到達し，当たりが出ます。
杉美ウキの上部にあるトップスナップ（α型に曲げたピン）とウキの下部にある管にスナップを付け，道糸を外通しで使いますので，杉美ウキの交換の際に，道糸を切らずに，短時間で交換することができます。 ※通常のメジナウキの道糸は，中通しです。
一般的な棒ウキは，強風や，道糸を張った際に，ウキが沈んでしまいますが，杉美ウキは，トップスナップがあるので，逆に浮いてくるので，様々な状況に対応できます。
杉美ナビは，ウキが着水する直前に道糸をサミングすることによって，振り子の原理で杉美ウキよりも前方に飛び出し，さらにその勢いでハリスをさらに前方に飛ばします。風下から投入するときれいに着水します。着水後，仕掛けをポイントまで引いてくることによって，仕掛けが直線になり，杉美ナビが徐々に沈んでいきます。
そして，道糸を軽く張ることによって，ハリに着いた餌とハリス，杉美ナビ，杉美ウキの全体が１つのバランスを保つようになると，杉美ウキが徐々に沈んでいきます。
杉美ウキとナビの組み合わせは，杉美ウキ２号ならば杉美ナビは２というように，基本的には，同じ番号でセットします。しかし，遠投や風が強い場合は，杉美ナビの負荷を大きくし，１やBを使います。深場を狙う場合は，杉美ウキ３Ｂセットなどを使います。磯の状況に応じて，短時間でウキの交換ができます。
杉美ウキと杉美ナビは，どちらも全遊動なので，メジナが餌を加えて走っても，ほとんど抵抗なく道糸が引き込まれるので，メジナが違和感を感じて餌を吐き出すことが少なく，ダイレクトに杉美ウキや竿先に反応が出ます。なので，杉美ウキが深く沈んだり，遠投して見えないような状況でも，竿先で的確に当たりを取ることができます。
磯で根がかりし，道糸が切れた場合，杉美ナビの回収は無理ですが，杉美ウキは浮いてくるので，回収できる可能性があります。タモは，底の部分が細かい網になっているものを使うとウキを回収しやすくなります。
杉美ウキは，トップは竹製で折れません。本体は，桐製で，下部は浮力調整の鉛と真鍮製の足金具でできています。トップに書いてある線の数と太さで，即座にウキを選ぶことができ，ウキの交換の際，杉美ウキ袋に入れたまま，ウキを選ぶことができるので，非常に便利です。杉美ウキ袋には，ピンオンリールが着けてあるので，救命胴衣の胸ポケットに着けても落としません。胸ポケットから杉美ウキ袋を取り出し，杉美ウキを選び，残りのウキを落とさずに救命胴衣の胸ポケットしまうことができます。
トップスナップは，ステンレスの針金でできています。右手で道糸をスナップの右側に当てて，左手で，道糸をスナップの飛び出している部分に掛けてから引っ張れば，簡単に道糸に装着できます。
杉美ナビは，丸い木に鉛を仕込み，スナップが着いています。実践ケースに，大会で必要な数（各４個，２B以上は１個）を入れ，残りの杉美ナビは，自宅で保存し，大会で消失した数を補充します。
杉美ウキと杉美ナビは，２０ｃｍほど離して使いますので，ウキのセットには，道糸に特別な仕掛けが必要です。落札された方には，使い方のマニュアルを添付します。マニュアルには，杉美ウキのトップスナップへの道糸のセットの仕方を解説した図や使い方の説明があり，実際に道糸に各ウキをセットした見本の仕掛けも添付しますので，これを保管し，各自の仕掛けを作ってください。
●杉美ウキ・ナビに適した竿
竿は，穂先の柔らかいものを使うとよいです。餌を針に付け入る時，竿を横にしますが，竿の穂先が柔らかいと仕掛けが竿に絡みつきにくくなります。でも絡んだら，竿を振れば，元通りに直すことができますが，大会では，少しでも時間を無駄にしたくないので，穂先の柔らかい竿をお勧めします。
●釣り方
針に餌を着けたら，ポイントにコマセを２～３杯，入れ，すぐにその沖に仕掛けを投入します。そして，ポイントまで仕掛けを弾いてきます。次に，ウキの頭を目指して，追い込ませを１～２杯入れます。竿は，風上側に倒し，道糸は，やや張り気味にして，ウキを流していきます。当たりがあったら，即座に合わせます。食い込みがよいので待つ必要はありません。
エサ取りが増えたら，仕掛けの投入場所を潮上にし，追い込ませをしないで，仕掛けがなじんだ時点で，ポイントに到達するようにタイミングを合わせると，エサ取りを交わすことができます。
遠投する場合は，杉美ナビを交換し，負荷を大きくして，道糸が風に引っ張られても，コマセが沈んでいくのと同じ速さで，杉美ナビが的確に沈んでいくようにします。
仕掛けを回収し際，杉美ウキと杉美ナビが離れていて，杉美ナビが役目を果たしていることを確認します。離れていない場合は，何かの原因（風，道糸の張り具合，ハリスの絡み）があるので，杉美ウキや杉美ナビ，ハリスを点検し，必要に応じて杉美ナビの負荷を大きくしたりします。
●実績・出品理由
私は，このウキを使い，愛知県最大の愛知釣行会の第２代の名人位を獲得し，第12回 日本グレトーナメント全国決勝大会では，各釣り具メーカー・餌屋のテスターを破り，準優勝できました（写真参考）。また，若い頃は，紀伊半島南東部，伊豆半島周辺，神子元島，横根，石取根などでメジナ釣りを楽しみ，晩年は，神津島，銭洲，イナンバ島，式根島，ウド根島などに，大型メジナを狙って釣行しました。しかし，現在，年齢が７０才を超え，体力に自信がなくなりましたので，磯釣りから卒業することにしました。そこで，この杉美ウキセットを，どなたかに使っていただきたいと考えました。なお，磯釣りから卒業しましたが，杉美工芸の石鯛竿作りは継続して行っています。
●入札条件
・グレ釣りに没頭し，向上心のある方
・上記の説明を読んで，その意味がある程度，理解できる方
・ウキを投げる際，着水直前に，道糸を軽く押さえてサミングができ，ハリスを前方に飛ばせる技術を持っている方，もしくは練習している方
・手先がある程度器用で，細かい作業ができる方
・グレ釣りの大会や競技会に参加，もしく参加しよう考えていて，１匹でも数多く，より大型を釣ろうとしている方
●落札された方に
釣りの準備，磯で使っていて困ったことがあれば，杉美工芸の杉坂美典が，電話で直接，コーチングします。ネットで杉美工芸を検索し，私の携帯に電話してください。
送付先が離島以外は，送料は無料です。送付先が離島の場合は，送料は有料の着払いとなりますのでよろしくお願いします。
