御存知!Gary Barden緊急復帰時 全盛期The Michael Schenker Group 過度期貴重ライヴ音源 傑作「BBC Radio One Live in Concert」
輸入盤国内仕様中古でございます。
状態の良い中古でございますが、盤に若干の擦り傷そしてブックレット等に経年の劣化/色褪せがございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは全盛期第三期。
Michael Schenker(G、ex-Scorpions、U.F.O.)、Chris Glen(B/B-vo、ex-The Sensational Alex Harvey Band他)、
故Ted McKenna(Ds、ex-Tear Gas、The Sensational Alex Harvey Band、Rory Gallagher Band、Greg Lake Band)、
Gary Barden(Vo、後にStatetrooper、silver他)となります。
サポートとしてAndy Nye(Key/B-vo、後に正式加入)となります。
尚、数曲にて当時のギター・テクニシャンがリズム・ギターを担当となります。
プロデュースはBBC録音で御馴染みTony Wilson。
1982年8月10日英国”Reading Festival”での実況録音となります。
(一部録音マスタ―の傷みにより音のヨレがございます)
非常に面倒で困難な過程を経てようやく新作”Assault Attack”が完成。
新体制御披露目やツアー・リハーサルを兼ね、英国サウス・ヨークシャー州シェフィールド工業大学にてライヴが計画される事となります。
サポートとしてAndy Nyeを起用。
また当時のヴォーカリストGraham Bonnet(ex-Marbles、Rainbow、後にAlcatrazz、Impellitteri、Anthemセッション他)が「曲を覚えられない」との事で、
”Assault Attack”制作時にてGraham Bonnetの創作指導を行った”Hugh McKenna”ガイド・ヴォーカルとしてを起用。
(Key/Vo ex-The Sensational Alex Harvey Band。故Ted McKennaの兄弟。
ソロ作制作の為Alex Harveyが一時離脱中に制作した隠れ名盤”Fourplay”でリード・ヴォーカル及び創作を担当)
ギタリストが一人となった事で幾つかの旧作楽曲でソロの際に音の薄さを危惧した事で、当時のギター・テクニシャンにリズム・ギターを担当させる事となります。
(一説には...........................
前作セールス不振で非常にプレッシャーが掛かる新作制作が終了した事で、Michael Schenkerに付きまとう「ミュージシャン特有の私生活問題」が再び悪化。
それを危惧したマネージメント側がギター・テクニシャンに同時演奏を、サウンド・エンジニアに自身の判断で演奏切り替えを指示したとも..)
リハーサルを経て本番に臨む事となりますが..................
興奮した観客が押し寄せた事でステージ上のGraham Bonnetのカンニングペーパーが散乱。
おまけに衣装が外れエライ事となり、おまけに(行動を伴う)醜態まで晒す事となります。
(...........知らぬが仏~)
おまけに「この男がギターを弾いている」とギター・テクニシャンをステージに連れ出し、紹介。
ライヴは散々な上に失敗に終わり、終演後Graham Bonnetは失踪(........あのねぇ............)。
バンドは危機に立たされる事となります.................................
Reading Festival出演やツアーが迫る中、急遽前任のGary Bardenに白羽の矢を立てる事となります。
捜索(笑)の上、復帰を懇願。
心優しきGary Bardenはそれを受諾.......................................という非常に面倒な経緯がございます.....................................
さて今作。
ラジオ音源それもライヴで差し替えが利かない、作品化を考慮していない事から非常に生々しい音源。
ミス等が聴かれるものではございますが、何せ公式でバンド側の承認を得た音源。
それも全盛期。悪ろう筈がございません。
何せ、The Sensational Alex Harvey Band時代の名手リズム隊。
前任名手故Cozy Powellとは名手コンピとは言えど、リズム感覚が異なるというもの。
ここでは気が知れたそして似たファンク系リズム感覚を持つ同士、悪ろう筈がございません。
名手故Cozy Powell在籍時に比べスケール感が弱くなったそして突っ走り気味な面はございますが、
ロック的な躍動感を担い、バンドのアンサンブルを引き締めているという感がございます。
Gary Bardenはそもそも上手いヴォーカリストではございませんし取り巻く環境で出来が左右される面がございますが、健闘という感。
殆どが手慣れた楽曲とは言え、急遽復帰で相当なプレッシャーが掛かるものでございますが、上手く熟すという所。
Graham Bonnet在籍時の楽曲解釈/出来は(かの”Dancer”再録(PVのみ。現在未発表)含め)賛否両論がございますが、良心的な解釈というもの。
正直、安定度され有れば評価されるヴォーカリストという感がございます。
肝心のMichael Schenkerではございますが............
そもそもライヴではミスが目立つ事で知られ、今作でも聴かれるものではございます。
U.F.O.在籍時含め様々なラジオ・ライヴ音源が公開されておりますが、今作は比較的安定という感がございます。
「神:Michael Schenkerの人間宣言」とも呼ばれた当時の新作”Assault Attack”リリース後ではございますが、
未だ威光は消えず、という感がございます。
さて、Andy Nyeでございますが............................
非常にポピュラー感のある演奏に音造り感という感。
正直HR/HM系では無いものではございますが...........後々にかの名手Geoffrey Downes主導”Asia”やそのJohn Payne周辺での活動が窺えるというもの。
セルフ・プロデュース次作にて音楽性の鍵を握る感が窺えるものでございます...............................
ツアー開始後は新旧(U.F.O.在籍時楽曲含め)選曲が増える事で今作では新鮮味の無いセットリストではございますが、
ラインナップ交代でその楽曲解釈を楽しむという感がございます...............
Michael Schenkerが絶賛する大傑作”One Night at Budokan”、
そして「マネージメントが勝手に出したから私は知らない」とMichael Schenker自身が宣いされどマニアが絶賛する”Rock will Never Die”。
それらに挟まれ肩身の狭い思いをしている今作.....................
されど全盛期。再評価を願いたいものでございます...................................
日本では以前同様熱狂的に受け入れられるものの、意欲的な傑作”Assault Attack”は残念ながらセールス/チャート・アクション共に前作を下回り、
米国では惨敗。
また観客動員も下回る事となり、マネージメント側からは契約解除通告。セルフ・マネージメントを余儀なくされる事となります。
様々と(困った)出費が重なり予算が無い(笑)バンド側はセルフ・プロデュースを決断。
ツアーでの貢献や創作が出来る事からAndy Nyeを加入させ新作制作に臨む事となりますが、何せ人脈が薄いMichael Schenker。
バンドは危機に立たされます。
そこで前任名手故Cozy Powell同様立ち上がったのが、かの名手故Ted McKenna!
自身のRory Gallagher Band時代の人脈を活用し、録音スタジオ予約等新作制作スケジュール調整に乗り出す事となります......................
現在では入手が困難。この機会に是非。