須恵器 平瓶、古墳時代〜奈良時代、土器類、花入、酒入、 オブジェ、置物、骨董品

こちらの須恵器 平瓶(ひらべ・へいへい・ひらか)は、ずんぐりとしたユニークな形の土器です。

　須恵器平瓶は、古墳時代後期(6世紀)以後、日本列島で普及した器種の一つ。主に液体の容器として用いられ、さまざまな用途で用いられました。

　須恵器は花入として人気で、素朴な野草がよく似合います。
水を入れると染みるので、花入として使う場合はビニールなど落としを利用します。

コンディション
　色調は須恵器特有の暗青灰色ですが、焼きに問題があったのか、底部と胴体部側面の表面が剥がれ落ちています。(画像8.10)
そのため、胎土内部に砂粒が多く含まれているのがよく見られます。
口縁部の一部に欠けがあります。
口縁部の茶色は補修されたのか、土中内で変色したのか分かりません。(画像4.5)
　体部の上半に、ロクロの回転を利用して等間隔の線が何本も見られます。(画像7)
作成時に口縁部は、胴体の中心から外して後から取付けられているのが分かります。

大きさ(約)
口径7.5㎝、胴径16.5㎝、高さ14.5、重さ967g

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