＊作者・作品紹介(略歴)

元禄13年(1700年)～天明元年(1781年)

江戸時代中期の絵師・漢詩人

佐野家に生まれたが幼い時に両親を失い、

五十嵐家に引き取られた。

30歳のころ江戸に出て狩野良信栄信に師事、

室鳩巣に学問を学ぶ

その後京都に出て学問も学ぶ。

土佐派・南宋画・北宋画も研究し、

独特の画風を築いた。

45歳の時新潟に帰り、

この間朝廷から法橋位を受け、

京都の文人.墨客との交わりも多かった。

天明元年82歳で没する。

新潟の物故者としては古い作家と言えます。

本作品は五十嵐 浚明先生の日本画

【牛上仙人】(仮題)の軸装品です。

落款から75歳の作品と思われます。

仙人の穏やかな表情

頭髪.髭.牛の繊細な描き方や

仙人の衣の線のメリハリが

素晴らしい出来栄えの作品です。

作品は絹本で全体に薄茶色です

シワ.シミ部分が少し見られます

表装の表側は経年感があり

ヤケ.シワ.シミ.

軸棒部分の裂地に

変色箇所が見られます。

裏側は全体に薄茶色で、

総裏に浮き部分

上巻絹にイタミが見られます。

箱は古い合わせ箱で

何も書かれておりませんので

仮題とさせて頂きました。

作品の文字での説明は

不十分の所もございますので、

映像と合わせて良くご覧頂き

ご入札ご検討のほど

よろしくお願い致します。

＊作品寸法

　幅 42.0cm×長さ112.0cm

＊掛軸寸法

　幅 54.8cm×長さ199.0cm

   軸先～軸先 60.5cm

＊作品状態

　作品：絹本・古代色

　　　　シワ.シミ部分少

　　           (映像参照)

＊軸装： 経年感あり

　表側： ヤケ.シミ.シワ.変色部分 

　裏側： 総裏に浮き部分

　　　　 上巻絹にイタミ

　　　       　(映像参照)

＊箱：　古.合わせ桐箱  （映像参照）