高解像度画像の後にボートの詳しい説明がございますのでご覧ください。



長年にわたり琵琶湖淡水で使用された貴重なBAYLINER Cieraエクスプレスクルーザーの出品です。

船舶検査の有効期限は令和8年4月8日までとなります。

【メーカー公表の仕様】

全長　7.32ｍ
全幅　2.57m
重量　2,397kg
搭載エンジン　マークルーザーV型8気筒5.0L(220hp)
搭載ドライブ　マークルーザーAlphaOne
燃料タンク容量　246Ｌ
最大搭載人員　10名（船舶検査証記載の定員）

琵琶湖艇の為、マークルーザーエンジンはとても綺麗で塗装の痛みも少なく大変綺麗な状態です。主観になりますが海水で使用されたエンジンに置き換えて考えると新艇から数年程度という感じです。琵琶湖で使用されたこの型の船体はほとんど存在しないと思いますので大変希少です。

エンジンはマークルーザーV8-5.0Lで、製造番号がOM300000番以降（オイル容量4.25Lの省エネ仕様）の最終形態の熟成されたモデルが搭載されておりますので、各部が改良されておりトラブルも少ないかと思います。オイル容量等をマーキュリーのサイトで確認すると、この型の5.0LモデルはOM300000～UPと表示されますので、設計上後期最終型に近いエンジンだと思います。

メーカーでは24.5フィートながら27フィートモデルと同等の居住空間を実現したと公表しており、特に室内キャビンは高さ共に十分でリビングとベッドルーム（200ｃｍ×140ｃｍのダブルサイズ）が独立した快適な居住空間となっております。

同年代同サイズのシーレイサンダンサーと比較するとデザインは未来的で船体・ハルはとても分厚く、室内空間は圧倒的に広くて快適です。190ｃｍ近い大男ですが、室内高にはかなり余裕がありベッドルームも広々余裕です。この年代のシーレイサンダンサーは内装外装ともにデザインが少し古臭いですし、室内は狭く窮屈な感じです。このベイライナーシェラは当時フルモデルチャンジしたばかりの革新的なデザインでしたので古さを感じません。シーレイの廉価版クルーザーである245ウイークエンダーでは相手にならないくらい装備も充実しています。

今年も２回ほど琵琶湖で走らせました。特にトラブルなく快適に水面を滑走しました。

新艇購入時にメーカー純正オプションのDockSidePackageを装着しております。
当時のオプション価格で５０万円の高額オプションですので、現在ですと１００万円近いオプションになると思います。

【DockSidePackage装備内容】

100V陸電インレット
100V/DC12Vのビルトイン2WAY冷凍庫室付き冷蔵庫
電気式温水ボイラー（トイレ/シンク/シャワーにて温水使用可能）
システムキッチン
ビルトイン電子レンジ
電気調理器
防水カーテン付き個室温水シャワー
外部デッキ用温水トランサムシャワー
室内から制御可能なバッテリーチャージャー（ツインバッテリー対応）
エアヒーター
マルチアクセサリーコンセント等
※メーカー製造時のオプションですので、室内に綺麗にビルトインされた配電制御パネルから操作できます。

【その他装備】

折り畳み開閉式純正ビミニトップ
専用ボートカバー
JABSCO個室水洗マリントイレ（コック付き給水・排水システム）
ステレオシステム（室内×２スピーカー/外部デッキ×２スピーカー）
切り替え制御式ツインバッテリースイッチ（バッテリー２個は昨年交換済み）
切り替え式サンベッドシート
デプスメーター（水深計）
バウアンカーマウント
ウインドスクリーンワイパー
チルトステアリング
※その他装備満載です。

今夏に温水ボイラーや冷蔵庫、給排水経路の詰まり、トランサムシャワーなど不具合のあった部分を色々とお金をかけて修理しましたので快適に使用して頂けると思います。

個室トイレもリフォームして新艇のようになりましたし、ベッドルームのマットも新品に張り替えました。

マリーナの置き場所の関係で船体サイドからボート全体のシルエットがわかる写真が撮れませんでしたが、フロント周りの船体デザインは爬虫類系の曲線を生かしたヨーロピアンデザインで、現在でも通用する未来的な船体デザインだと思いますし、写真をご覧いただければわかりますが、内装キャビンの質感やソファー、システムキッチンのウッド、室内カーペットなどの色使いも最新のボートのように近代的で、寝室や壁周りに至るまでも厚みのある素材でフルトリム化されており、FRP部分が露出した最近のコストダウンが図られたボートに比べると大変に豪華な内装です。

今回、サイズの大きなボートに買い替えの為に出品となりましたが、次に購入するボートが洗練されたデザインを売りにしているAZIMUT・BENETTI社グループのイタリア製ボートなのですが、バウからフロント周りの船体デザインは本当にこのボートによく似ていますので、このモデルが米国製でありながらデザインコンシャスなヨーロピアンクルーザーを意識して製造されたグローバルモデルであることが理解できます。

シーレイと比較してベイライナーは品質が悪いという年配の方がいますが、それは1990年代までの話で、1994年以降はシーレイとベイライナーは同じ企業グループ（ブランズウィック社）傘下の姉妹艇となり大幅な品質向上が図られました。特に2000年以降に製造・販売された新世代ハルを採用した新型Cieraのスポーツクルーザーシリーズは会社統合後の世界戦略モデルの先駆けで、日本では希少ですが、アメリカ本国では人気でヨーロッパ方面にも販路を拡大したグローバルモデルです。

現行モデルで比較しますとシーレイ265サンダンサーがほぼ同じ大きさと室内構造ですが、新艇で3,000万円を超えますので、このデザインと装備で即乗り出来る今回の船体は大変にお買い得であると思います。綺麗にして乗っていればとてもこの金額のボートとは思えない所有感を味わえると思います。

ぜひ現艇をご確認いただきそのデザインと装備、充実した室内空間を体感してください。

陸送に関しましても対応させて頂きます。

試乗も可能ですが、マリーナが遠方のため交通費とマリーナ揚降料、ガソリン代の一部をご負担頂きますことをご了承ください。お支払いいただきました金額は、商談成立時にはボート代金から返金させて頂きますのでご安心ください。

琵琶湖淡水使用の状態の良いボートですが、あくまでも中古艇であり年式からくる経年劣化や不具合も多少ございます。こちらは業者ではなく個人の出品ですので現物優先をご理解頂き、購入後のクレームやアフターサービスには対応できません。それらを希望される方はボート販売店にて新艇をご購入下さい。

購入後のノークレームノーリターンをお約束できる方のみ購入をご検討ください。



（2024年 9月 19日 23時 27分 追加）

たくさんのアクセスを頂きありがとうございます。

現艇確認のお問合せを何件か頂いております。

現状で10月3日と10月4日に保管場所マリーナにて現艇確認のご依頼を受けております。この2日間でしたら終日対応が可能です。その他ご希望の日時がございましたら遠慮なく質問欄からお問合せください。