◆特集　言論は自由か？ーー戦前を生きる私たちの想像力《創作》村田沙耶香「おろか」東山彰良「モップと洗剤」砂川文次「決裁」《特別原稿》紅野謙介「検閲は転移する」奈倉有里「ロシアの言論はいかに弾圧されたか」大島新「権力と対峙するときーー香港、そして日本をめぐって」道傳愛子「レジスタンスとしての文芸ーーミャンマーからみる「言論の自由」◆鈴木涼美「浮き身」130枚十九年前、私は浮くようにそこにいた。デリヘル開業前夜の若者たちと、極彩色の時間。◆舞城王太郎「恐怖は背骨になる。」母の再婚相手は《だるま》が嫌いだという。なんで？　調査の末に少女が辿り着いた場所は。 ◆木村友佑「手紙」入院した老父に家族が書いた手紙を届けるわたし。　 父の「安住の地」はまだ決まらないーー ◆対談　鈴木健+森田真生「「分断」の時代にこそ、「理想」を語ろう」鈴木健著『なめらかな社会とその敵』を軸に、＜３００年後の社会＞を想像し、希望を問う。 ◆佐藤優「実現しうるディストピアーー古川真人『ギフトライフ』を読む」