になります。
輸入盤です。
限定?なのでしょうか紙ジャケット仕様になっています。
今作は1982年作品。前作『ザ・ウォール』に関連する“ウォール・プロジェクト"の締めくくりとして制作が始まりつつも、結果的には同時期に勃発したフォークランド紛争からの影響が色濃く反映されたアルバム。第二次世界大戦で亡くなったロジャー・ウォーターズの父への思いなどを通して、戦争の悲惨さを訴えたこの社会派作品にリチャード・ライトは参加しておらず、ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンの3人にゲストが加わる体制でレコーディングされている。全英チャートでは見事1位に輝き、全米では6位を記録した。
プログレ界の雄、ピンク・フロイドの83年発表のアルバム。ロジャー・ウォーターズの私的作品要素が強く、壮大なプロジェクト『ザ・ウォール』と対をなす、バンドの均衡をあえて壊したような不思議な作品だ。後期フロイドの傑作。
問題作『ザ・ウォール』後の現時点での最新作。コンセプトとしては『ザ・ウォール』の完結編的な意味合いをもっており、合わせて聴くとより印象は深くなる。アイディアや仕掛けが巨大化するにつれて、アルバム発表の期間が長くなり、より期待も高まる。
超ベスト・セラー・傑作アルバム『ザ・ウォール』で描ききれなかったロジャー・ウォータースの心象風景をとらえた作品。ピンク・フロイド分裂の引き金になった作品にして、フロイド作品に通低する狂気を集約させた1枚。(1983年発表)
『ザ・ウォール』の壮大なプロジェクトの最終章とされるアルバム。83年作品。ロジャー・ウォーターズの私的な作品ともいえる内容で、バンドの均衡をあえて壊した感のある、不思議な作品。
「CDジャーナル」データベースより
プログレ界では不動の地位を確立しているピンクフロイドの後期の傑作。中心人物の1人、ロジャー・ウォーターズの極私的なテーマを核にした作品であり、問題作「ザ・ウォール」と対をなす作品。冒頭から、ラストまで、流れるように編み出される憂いを帯びたメロディに、時折差し挟まれるホーンやオーケストラが作品に彩りを与えていて聴き心地が良い。フロイドファンの間では賛否が別れるが、作品としての完成度は驚くほど高く、先入観抜きで聴きたい1枚だ。
(高市さとし)
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